コラム

さくらんぼ教室だより(代表)

さくらんぼ教室

2025.10.01

記念イベントヒストリー 🍒だより2025-10月号

今月5日の35周年記念イベント「特性・個性を生きる力に!」にお越しくださる皆様、ありがとうございます。当日は、800人の会場が満席となる予定です!

社員・スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

 

【🍒記念イベントヒストリー】すてきな先生方のお話を振り返ります!

🍒15周年(2005)「働くということ」 小島靖子氏(スワンベーカリー十条店)

障害をもつ人が企業就労をする場合、一緒に働く周りの人たちも変えていくこと、働く人たちを支えていくことが必要。スワンベーカリー十条店は立ち寄り場(イートイン)をもつ裏通りの小さなパン屋として、街の人に認めてもらうことを大切にしている。スタッフたちはさまざまな販売を通して多くの人に出会うことで、成長できる。

 

🍒20周年(2010)「一人ひとりの自立と幸せのために」 杉山登志郎先生(浜松医科大学)

「発達障害」は発達凸凹でマイナス面だけでなくプラスの面もある。凸凹に対するサポートをきちんとした方がよい。健康な生活「養生訓」を大事に、夕食後のゲームは要注意。やる気は「できること」にしか起こらない。学校は子どもが「参加できる」場所を選んで。完璧な親でなく「ほどほど」に良ければ十分。親子関係より夫婦仲良くも大事。

 

🍒25周年(2015) 「一人ひとりの幸せな“みらい”」 辻井正次先生(中京大学)

「障害」は脳の神経ネットワークの違いであり「劣っている」ということではない。「苦手」なことは上手に助けてもらえばよい。「ふつう」ばかり考えていると失敗が多くなるので、「うまくいくコツ」を学び続けること(スキル・トレーニング)が重要。「自分の気持ちを知りコントロールする」「コミュニケーション」ほか、趣味や余暇がとても大事。

 

🍒30周年(2020)「一人ひとり、ちがうからこそ(人生は)おもしろい!」落語家・柳家花緑師匠

小1から読み書きが苦手で自分に自信がなくなった。大人になっても読み書きが苦手で失敗が多い。はたくさん。発達障害のよいところは、好きなことに集中できること。「掃除」(場を整える)、「笑い」(元気が入る)、「感謝」(今あるものを見る)を大切に。さくらんぼ教室には、人と比べて頑張らなくてはならない苦しさはない。地球の未来がここにある。