コラム

さくらんぼ教室だより(代表)

2020.10.01

30周年に向けてPart3.ありがとうの花束を! 🍒教室だより2020-10月号

●「パソコンをチェックしていたら、伊庭先生がパソコンに乗っかってて(イベントの告知記事を見てくれたよう)、ビックリして嬉しくて泣きました。仕事がフルタイムに戻ったら社会人クラスに行きたいと目標が出来ました」・・・赤い頬っぺの小さな女の子は今、お仕事を続けて10年。短いメールからも彼女が頑張ってきた日々が見えた気がします。


●先日の社会人クラス(東京教室)で、永い間仕事を続けた努力を区長さんから表彰されたメンバーの受賞スピーチがありました。大学受験もアルバイトも仕事も、いつもひた向きに努力してきた人。当日は「一応それらしく」と賞状ホルダーを風呂敷に包んで持参。「何事もコツコツ続けることが大切です。みなさんも頑張ってください。次は総理大臣に表彰されたいです」と話し、クラスの仲間からの「おめでとう」に嬉しそうでした。 継続は力なり。今月は10年、20年学習を継続してきた皆さんを各教室でお祝いします!


●30周年にあたり、お世話になった先生方、関係各機関の皆様、懐かしい方々から、思いがけないほどたくさんのお祝いと激励をいただき、多くの人たちに支えられてきたことを実感しています。生徒・保護者の皆様からも温かいメッセージをありがとうございます。
30年はあっという間。息子を出産した時は、教室のお母様方が産院に来てオムツ替えを教えてくれました。夜が遅い日々の家事・育児は夫の担当、息子の初めての二語文は「まま、きょーしつ」。慌ただしい日々、さくらんぼ教室のお母様方がお子さんと向き合う姿が、当時の私にとって「お母さん」のお手本でした。また職場にはいつの時代も「子どもたちのため頑張って働きたい」という社員・スタッフがいました。時に悩みながらも教育という仕事と向き合い成長していく同志の存在が、教室の歴史に欠かせません。
たくさんの出会いと感謝の気持ちを、次の時代につなげていきたいと思います。


●「落語家というのは、落語家という生き方」・・・記念イベントにお招きする柳家花緑師匠はそんなふうにおっしゃっています。「職業」を超えた「生き方」そのもの。読み書きが困難で勉強ができない子どもだったという花緑師匠が、落語という道で眩しく輝いておられるその姿は、生徒さんの目にどのように映るでしょうか。また当日の各教室代表生徒さんの発表も楽しみです! 一人ひとりの「生き方」を見つけ、前に進んでいきましょう。今後ともどうぞよろしくお願い致します。          (伊庭葉子)